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ここ数日、朝の空気感が爽やかさを増してきた。 毎朝駅へ向かうルートに公園があって、 植樹された木々のそばをゆっくり歩いていると、 空気が清々しくて、思わず深呼吸してしまうほどだ。 (あいにく今朝は雨模様のようだけど... ) 先週の土曜日もいい天気だった。 その日は、モデルチェンジされた新型のR1200RT を試乗してきた。 R80 のタイヤ交換をディーラーへお願いしていて、 その待ち時間を利用して試乗させてもらったんだけど、 実際に新型車両へ乗ってみると、そのパフォーマンスに少なからず驚かされた。 以下はその試乗レポートです。 あ、書き出すととても長くなってしまいました。 面倒になった人は、どうぞ読み飛ばしてくださいね ^^ 車体各部の詳細は以前の記事へも書いてるので、よかったらご参考までに。 「空水冷の新型R1200RT を考察してみる」 試乗したのは近所のBMWディーラー モトラッド阪神。 地下のサービスフロントへR80 を預け、 1階で試乗申込書を書いてしばらく待つことにする。 車両の用意ができたと言われ、外へ出てみた。 すると店の入口前には、 今回試乗させてもらう新型R1200RT が停められていた。 カラーはKalistgrau metalic matt、要するに艶消しのグレーだ。 そして日本向けの標準仕様となるローシートが付いている。 機能や操作方法をひと通り説明してもらい、 新型車両へまたがってみる。 見た目の印象は、今までの空冷モデルよりも大きく感じる。 しかし跨ってみると、意外にも足着き性はよかった。 ボクは日本人の平均身長に満たないので、 昨年までツーリングに使っていた空冷R1200RT の場合、 両つま先でやっと支えるという状態だった。 ところが新型RT の場合は、 ローポジションなら踵が少し浮く程度なので、安心感が格段に違っている。 空水冷のエンジンは基本的にR1200GS と同じ。 けどクランクをはじめ各部がRT 専用設計になっているのだという。 さっそくエンジンをかけてみる。 新型のGS よりもサイレンサー容量が大きいためか、 排気音は静かでジェントルな感じだ。 ライディングモードをRoad 設定、 サスペンションのESA をSoft にしてクラッチを握る。 水冷化とともに湿式多板となったクラッチは、空冷モデルの乾式単板よりも軽い。 ギアをローへ入れ、そろそろと走り出す。 ローシート&ローポジションのためか、どうもハンドルが少し高いように感じる。 可倒式となったミラーは、空冷モデルよりわずかに小さくなったけど、 後方の視認性は逆に少し良くなっている。 R171 を少し北へ走り、そこから中津浜線で宝塚方面を目指す。 市街地は車の流れがよくないので、 少しワインディングへ持ち込んでみるつもりだ。 そのまま車の流れに合わせて県道を進む。 シフトアシストPro を使い、 クラッチ操作なしでシフトアップとダウンを繰り返しながら走ってみる。 そんなもの要らないだろう... と思っていたシフトアシストPro だけど、 意外や意外、市街地走行ではとてもラクチンで快適だった。 発進や停止の時以外はクラッチ操作が不要で、 アクセルを開けたままシフトペダル操作だけでスムーズに変速できてしまう。 う~ん、新機能を舐めてはいけないね。 ただ、1→2速、2→1速の時はどうしてもショックが出やすいため、 クラッチを使った方がいいようだった。 このあたりのことは、少し距離を走ってアタリが出てくると変わるのかも知れない。 宝塚でR176 へ出た。 ここでオートバイを路肩へ停め、 シートポジションとライディングモードの設定を変えることにする。 シートを外し、固定バーを反転させてハイポジションにする。 じつは、ずっと膝の曲がりが強くて乗り難く感じていたんだよね。 ハンドルのMODEボタンでライディングモードをDynamic に切り替える。 これでフルパワーが出るようになる。 Soft 設定で走ってきたサスペンションも、 ESA操作でNormal へ切り替えようと思っていたら、 Dynamic モードにすると連動してHard 設定に変わってしまった。 ま、そのほうが面倒じゃなくていいのかも知れないね。 さっきからFM放送が両スピーカーから流れっぱなしだ。 少しうるさいのでボリュームを下げておこう。(笑) 再びRT へ跨ってみる。 驚いたことに、シートをハイポジションにしても、 空冷モデルのR1200RT のローポジションよりもまだシート高が低い。 走り出してみると、 ステップとシート、ハンドルの位置関係が改善されて、 ずっと乗りやすくなっていた。 けどボクの好みから言うと、シートはもう少し高い方がいい。 というわけで、もし新型RT を買うとすれば、 本国仕様のスタンダードシートへ取換えすることになるだろう。 ちなみにオプションで5~6万円するということだった。(笑) R176 をしばらく流し、交通量の少ない県道へと乗り入れる。 そこでスロットルをワイドオープン。 あたりの景色が猛烈な勢いで後方へ流れ飛んでゆく。 あっという間にとても言えないような(笑)速度域へ到達し、 胸のすく加速感が味わえた。 Road モードなら空冷DOHCエンジンよりも少し大人しい走り、 Dynamic モードなら、かなりの走りを楽しむことができるといった印象かな。 といっても、SS 車のように暴力的な加速じゃなく、 あくまでツアラーとして、274kg の車体をスムーズに力強く引っ張ってくれる感じ。 以前ボクが乗っていた初期型のZX-10R などは、 170kg の車体に175馬力のエンジンを載せてるなんていう代物だったので、 フル加速すると脳みそが置いていかれるかと思うほど強烈だったし、 フロントが浮き上がってくることもあった。 その点、新型のRT は、あくまでジェントルな走りの中での力強い加速。 ま、ツアラーなら、もう少しパワーが少なくても楽しめるのかも知れないね。 今度は県道33号線で切畑へ向かう。 次々と現れるコーナーを右に左に切り返しながら、 空水冷のR1200RT を走らせてゆく。 とても274kg の重量車とは思えないほど切り返しが軽い。 コーナリング中も、重量車特有の外へ持って行かれそうな感じが少ない。 空冷モデルと比較すると、わずかに6kg の軽量化だけど、 さらに低重心化とマスの集中化が図られた感じがする。 止まっている時の引き起こしも軽いし、 この車体の進化は、誰が乗っても感じ取ることができるんじゃないかな。 それにもう一つ、 ステップへ自然に加重できるので、車体のコントロールがとてもしやすい。 車体の重心とステップの位置関係がいいのだろうか。 ただ、シートがローポジションのままだと操縦性が若干落ちるだろう。 スタンダードシートへ取り換えてポジションの最適化を図れば、さらに乗りやすくなると思う。 また空冷モデルに比べ、 くるぶし内側で車体をホールドしやすくなったのも有り難い。 ワインディングで新型RT を走らせていると、 以前のラインナップにあったR1200ST の乗り味を思い出したなぁ... ところでこの写真、 とっち向いて走ってるんだ.. と思うかも知れないけど、 センターラインは割ってないんです ^^ これはこれから左にリーンして、グーッとスロットルを開けていくところ。 ブラインドコーナーではアウト側いっぱいから進入した方が、 向こうまで見通せるのでずっと安全だからね ^^ いやーそれにしても、Dynamic モードは力強くて楽しい♪ それにこの軽快な車体を操るのが気持ちいい♪ 従来モデルから継承するRT 特有のドシーッとした安定感はそのままに、 くるくるとよく曲がってくれる。 けど気をつけなきゃならないのは、 Dynamicモードだと知らず知らずのうちにスピードが出過ぎてしまうこと。 だから普段はRoad モードで走る方がいいのかも知れないね。 サスペンションもSoft 設定が選べるし。 それからもう一つ。 R1200RT は、スクリーンの両サイドに小ぶりの整風板が備わっている。 新型ではそれが大型化され、走行中は高い整風性が保たれるようになった。 ツーリングでは、一般道路から高速まで快適なクルージングを期待できそうだ。 道の駅 いながわで少し休憩する。 新型RT は、前から見るとけっこう迫力がある。 えーっと 5速で1万回転まで回すと240km/h 出ました。 というのは冗談で、メインスイッチをオンにすると、 両方のメーターが一度めいっぱい振り切ってから戻ってくる。 たしかにスポーツモデルなんかだとその気にさせる機能だけど、 個人的には、ツアラーのRT にはべつに無くてもいい機能かなと思った。(オッサン化ガススンデイルノカモシレナイ.. 笑) ライディングモードをRoad に戻し、 サスペンションをNormal にしてまた走り出す。 あ、ライディングモードの変更は、走りながらでも可能です。 但しスロットルを戻してクラッチを切り、回転を下げてやらないとモードチェンジしません。 ディーラーへ戻る途中、 菜の花が咲いていたのでRT を停めてみた。 側面からの写真、 真横から見ると、あまり恰好よくないというのがよく判った。(笑) けど、真後ろや斜め後方から、そして前方からの見た目は、 迫力があるし恰好よくて好きだなぁ... 少し走り、市街地ではNormal が少し硬い印象だったので、 サスペンションの設定をSoft へ変更した。 そして2時間ほどの試乗を終え、西宮のモトラッド阪神へ戻っていった。 試乗した感想を総括してみると、 空水冷の新型R1200RT は確かな進化を遂げていて、 十二分な動力性能を備え、ホントかよと思うほどの軽快性を見せてくれる。 といっても、神経質だったりパワーがあり過ぎるということがないので疲れない。 たぶん最強のロングディスタンスツアラーの誕生ということだろう。 唯一残念なところは、日本仕様のローシート。 フラットで厚みが足らないので座面が低くなり過ぎている。 本国仕様のスタンダードシートの方が、設計通りのポジションだし乗り心地もいいはず。 標準のローシートは、 今まで足着きに不安を感じていた人へもRT の門戸を開けるという効果はあるけど、 せめて本国シートとどちらかを選べるようにして欲しいものだね。 ちなみに、新型RT はツアラーとして素晴らしいパフォーマンスを発揮するけど、 あらゆる面でマイルドな味付けになっている。 もし、ボクサーエンジンで走りのツーリングを追求したいという人なら、 迷わず新型のR1200GS を買うことをお勧めしたい。 空水冷のGS は、ホントに素晴らしい走りのパフォーマンスが楽しめる。 それにセミアクティブサスの効用も、GS の方が判りやすい。 サーキットではSS 車の方が速いだろうけど、 ワインディングも含めたツーリングの走りのシーンでは、 誰が乗ってもきっと新型R1200GS の方が速く走れます。 あ、新型RT は、ソロやタンデムのツーリングで、 最高のパフォーマンスを発揮してくれるので、とても楽しめると思います ^^ しかし、次期ツアラーは空冷DOHCモデルの中古RT でいいと思っていたけど、 こんなに新型の出来がよかったら、思いが揺らいでしまうなぁ... (笑) もちろんK100RS という選択肢も捨ててないけど... 帰りがけにモトラッド阪神さんからカタログを頂きました ^^ こんなのを眺めていると、全部欲しくなってしまいそうですね ^^ いつもご訪問ありがとうございます ♪ ぜひクリック↓ でランキング投票をお願いしますね ^^ サンキュ ☆
by akaya123
| 2014-03-20 07:02
| 雑記 (オートバイ)
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Comments(15)
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tama_photo at 2014-03-20 09:26
いやー、すごい文才ですね。思わずバイク雑誌のインプレ読んでるかと思いました。
今後の成り行きが楽しみです。ヾ(~∇~;) コレコレ
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alivila2012 at 2014-03-20 13:43
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はっちゃん
at 2014-03-20 17:43
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RTに乾杯
at 2014-03-20 18:18
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power-shoes at 2014-03-20 20:22
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power-shoes at 2014-03-20 20:24
横から見た 頭でっかちでした^^;
SAM
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ツーチー
at 2014-03-21 08:32
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tama さん、おはようございます ^^
ありがとうございます♪ いやーなんかね、 いいなーと思う気持ちが残っているうちに記事を書くと、 知らず知らずのうちに力が入って長文になってしまいました ^^ 今後は長考に入るつもりなんです ^^ じつは前の空冷R1200RT も、実際に買ったのは考え始めてから1年後でした。(笑)
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ツーチー
at 2014-03-21 08:36
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ひとしRRさん、おはようございます ^^
GS とRT はどちらもいいですよ ^^ 大きく個性が違いますが、 自分に合った方を選ぶと、きっと大きな満足感が得られるでしょうね。 あ、ディーラーは目の毒です。(笑) 新車を見せてもらうとあれこれ欲しくなってしまいますからね ^^ けど新型車を一度試乗して見るのもいいものですよ ^^
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ツーチー
at 2014-03-21 08:40
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はっちゃん、まいどー ^^
判子を押す用意はいつでも出来てるんですよ。 だから資金援助をお願いします。だったらいつでも押せるし (笑) 新型はやはりよかったですね。 新しくなるにつれてどんどん良くなってくる、 それを確認するだけでも今回の試乗は値打ちがありました ^^
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ツーチー
at 2014-03-21 08:44
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RT に乾杯さん、おはようございます ^^
まあまあ.. 誰でもご自分のオートバイが可愛いものですね ^^ 新型車ってのは、先を行くデザインを目指すためか、 どうしても最初のうちは違和感を覚えるものですよね ^^ だんだんと慣れればそのうちに馴染んでくると思いますよー ^^
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ツーチー
at 2014-03-21 08:47
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SAM さん、おはようございます ^^
よかったですよ新型のRT は。 まあ、真横からの見た目は私もあまりしっくりこないというのが正直な感想ですが、 後ろや前から見るとけっこう恰好よかったですよ ^^ ま、一度ディーラーさんでじっくりと眺めてみてくださいね ^^
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マッキー
at 2014-03-22 21:29
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NEW RT 素晴らしいバイクのようですね。
GSが水冷化したときもその変化に感心したものです。 特にセミアクティブサスの乗り心地の良さは魅力的でした。 ただそれ以外は??の部分もあったように思います。 いいバイクと欲しいバイクは違う。面白いですね! 今回のRT、ツアラーとしては正常進化なんでしょうね。 が、さてツーチーさんが求めていた変化だったのでしょうか? ちょっと違うような気が・・・(笑) 答えを楽しみにしています。 関係ないですが、今日セローを衝動買いしてしまいました。 このワクワク感・・いったい何なんでしょう!?(笑)
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ツーチー
at 2014-03-22 23:01
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マッキーさん、こんばんは ^^
新型RTは良かったですよ ^^ GSとはまた違う良さである意味感動ものでした。 >さてツーチーさんが求めていた変化だったのでしょうか? う~ん、とりあえずそれは謎.. ということにさせてください。(笑) お、セローを買われたんですか。そりゃいいですねー♪ 私も元オフ車乗りとして一台欲しいなぁ~と思ってまして、 もし買うならセローかなと思っているんですよ ^^ ワクワク感... それが大切ですよね ^^ あ、じつは私もご縁があって1台手に入れることになりましてね。 明日の記事へでも書くことにします ^^
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manojo
at 2014-10-11 15:23
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購入を検討していて参考になるブログを探していました。とても参考になりました。水平対向2気筒を乗ってみたいと思いますが、GSは足付きが私では無理そうなのであきらめました。今はトライアンフのタイガー800に乗っていますが、それですらやっとこさという感じです・・・。
でも、至れり尽くせりの装備品で、さすがにお値段だけのことはありますね。こんな贅沢品は・・・と思うのですが、使ってみたら病みつきになるんでしょうね。来春の購入目指して更に検討してみます。
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ツーチー
at 2014-10-11 22:31
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manojo さん、こんばんは ^^
コメントをありがとうございます。 私の試乗記がご参考になって何よりです。 ちなみに私の身長は167cmですが、新型RTのローポジションなら、 足着きの不安はまったくといっていいほどありませんでした ^^ 現行のBMW 水平対向ツインモデルはとても扱いやすくなっていますし、 安心して楽しめることと思いますよ 。
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